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参加定期更新キャラを適当に。 基本的自分用なので適当+変換ミスはご愛嬌。 絵はクリックで原寸サイズ。
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17日の両方の日記。
日記自体は以下続きからに貼っておきます。


----------------------------------------  切り取り  ----------------------------------------

その男の名前はエレブ。
正式名称は長いので省略。
今では騎士の名に恥じない鎧を全身に纏っている男。
その鎧は軽量級といいがたく重量はある。
正直、前線で戦う人間以外には重い物だろう。
いくら魔法で軽量化されていても。
それは今では珍しい騎士のイメージの甲冑姿で、ある意味古臭いと言えば否定はしない。

その男の姿を見たときに少し違和感があった。
後から考えれば当たり前だった。
彼にあるべきものがなく、その目があっさり合わせられるという違和感。
別にそれが部屋や親しい間の人間だけならなら違和感はない。
四六時中つけているものではないし、それは呪われた物でもないから外せる。
だがここは外、色々な冒険者や彼にとって他人が多くいる世界。
それなのに彼の目は隠れることなくその色を晒してた。


…そう、彼の鎧と対になっている物がない。
言葉に出せばごく単純なこと。


違和感に気が付かなかったのは自分が親しい人間だったからだろう。
彼の素顔に慣れている、彼の顔を見慣れている。
その中には顔見知りは多く含まれてはいるが数としては少ないのだろう。
そもそも戦場で顔を出す趣味はないだろうし、目立ちたがりでもない。

「はい、頼まれたもの。
 で、これからどうする?君は此処の世界の人を助ける義理はないけど帰る?」

そう、自分には一人前になるために修行もあるし、別の探し人もいる。
そのついでに救援をしたところでなんら問題はない。
寧ろ都合がいいと思う。
人が多く居て、報酬が手に入る要素があり、力試しにも生存にもまずまずのバランスの世界。
だが、彼にはその時にはわざわざいる理由は思い当たらなかった。
やるべきことは終わって、それから連絡を受けて手にある品物を渡す予定だったから。

『いや、理由ができたから帰るのは先伸ばす
 寧ろ帰るに帰れない状況だから意地でも残る』

だからその言葉は意外なものだった。

「そう?自分で決めたことだろうし俺に口出しする権利はないから自由に決めて良いと思うよ」

それは本音。
彼は誰かの言葉に簡単に動かされる少女でもないし、その口が語ることは割と自力で実行する。
それが正しい物であれ、間違ったことであれ頑固な面は彼の長所でもあり短所でもある。

『お前はまだ此処に暫く居続けて多くの情報を手にするか?』

「依頼は受けてるし、取引や他の人との交流はあるから下手な人よりは多いかな」

いわゆる情報屋と比べれば質も量も早さも随分と劣るが。
しかも一人身のぶらり旅な分マイナスだろう。
気軽に方向転換も動きもできるのは多いなメリットだが安定はあまりしない。
 
『それなりに情報が手に入るのは確実なんだな』

「多くとは言わないけどね。専門はあくまで水の術で回復だ」


何となく彼の言いたい言葉は分かった。
だがあえて自分からは言ってはいけない。
それぐらいは彼の口から言うべきことだろう。
気分が気を利かしても構わないが多少は意地悪をしても構わないだろう。
それなりの時間をかけて届けてやったのだ。

できるだけいつもの顔を作って言葉を待ってみる。
だが少しだけ兄が見たら違和感があるだろう顔だろうなと思ってみる。
自分の唯一の血族は自分の顔の変化には些細なことに気が付く。
だが彼は気が付かないだろう、どう切り出すかで今は精一杯だから。

彼を見て自身の兄に似ているなと時々思う日はある。
姿形は似ていないのだが、それでもなんとなく。
本人たちが聞いたらきっと互いに不本意という顔をするのだろうが。
どちらにしても相手にしたくはない相手だ。
その脳の中ではいろんな試行が繰り返されて何パターンもすでに実行されているのだろうから。
そうした上で障害は全力で排除をするのだろうから。





『            』






「           」



久しぶりに会った人と俺はそう声を交わす。



 
 
●セルフォのクライブサイド。
セリフ欄の空白は演出で日記絵で書いてあるので記入ミスじゃないです。
こういう演出をちょっとしてみたかったのでやったが文章欄を中央にするの忘れてずれたオチ。
やっと出てきた一人目の探し人Eもといエレブさん。
一人目は何パターンかサブキャラ考えてたが結局最初に戻った。


----------------------------------------  切り取り  ----------------------------------------



その男の名前はエレブ。
正式名称は長いので省略。
今では騎士の名に恥じない鎧を全身に纏っている男。
その鎧は軽量級といいがたく重量はある。
正直、前線で戦う人間以外には重い物だろう。
いくら魔法で軽量化されていても。
それは今では珍しい騎士のイメージの甲冑姿で、ある意味私にしてみれば懐かしいとは否定はしない。

その男の姿を見たときに少し違和感があった。
後から考えれば当たり前だった。
それは彼に対してではなく、私の記憶の中にあったのだけれども。
そう、彼とは初対面で初めて会う人物なのだ。
それでもやはり私の中ではどこか懐かしいと思ってしまっていて。
だがここは現在の現実、過去の人物がありのまま来れる夢の世界ではない。
それなのに私の中にある錯覚に近いモノ。


…そう、彼と似た人物を知っている。
言葉に出せばごく単純なこと。


違和感に大きく気が付かなかったのは外見が酷似していなかった為だろう。
確かに彼の中に過去の見知った人と似る分はあったがやはり違う人。
それはそうだろう、まったく同じ姿形が存在することはまず普通でもあり得ない。
たとえそれが生まれ変わりであろうが、子孫であろうが完全一致は普通ではありえない。

「あら、私に何か用かしら。
 別に私は特別誰かの敵で居る気はないから?狩られる理由もないのだけれども?」

そう、私は誰かの敵になるつもりは個人としてはなく、逆に味方になる理由もない。
ごく一部例外はいるけれどもそれは私だけの秘密で誰にも阻止させはしない。
それがたとえ人外的な力であろうとも。
だが私の中のそれの中に入れた人物はごくわずかで今だ数えられる程度の数。
でも、私にはそれで十分過ぎた。
1つの生き物が抱えられるものは少なくて、大事なものを多く守るには到底力など及ばないのだから。

『魔女狩りなどそんな意味の持たない争いの種は個人的には御免だ
 確かお前は魔法系の武器職人としては腕に自信があると聞いたのだが』

魔女狩り、懐かしいと同時にまだ魔女に対してその意識がある人間がいるのかと少し面白くなった。

「誰から聞いたのかしら?珍しいわね、こんな魔法系に物理系の騎士が依頼なんて」

それは本音。
彼は誰かの言葉に簡単に動かされる少女でもないし、自信の物には絶対的に自分の目を信じていそうで。
それに騎士が魔女に依頼だなんて過去に出会った敵と言い放った人はどう思うだろうか。

『珍しいのか?別に良い物に差というものはなくだれが作ってたとして良い物には変わらない』

「そうなのかしら?まあ、こだわりと実用性は私自信が保証してあげるわ」

いわゆる生産屋と比べれば質も量も早さも随分と劣るだろうが。
しかも一人身で私自身の性格もある。
気軽に要求に答えることもできるが安定はあまりしない。
 
『なら槍であろうがお前は鑑定も生成も出来るということで構わないか?』

「一応は槍でも作れるわよ?。専門はあくまで魔法重視だけれども」


何となく彼の言いたい言葉は分かった。
だがあえて自分からは言ってはいけない。
それぐらいは客の口から言うべきことだろう。
それに細かい要求も色々あるだろうし、私も少し会話を楽しんでも怒られはしまい。
これからきっと彼の要求を散々言われるのだから。

できるだけいつもの顔を作って言葉を待ってみる。
だが少しだけある人物が見たら違和感があるだろう顔だろうなと思ってみる。
ごく一部の例外達自分の顔の変化には些細なことに気が付く人物が多かった。
気が付かなくても私を見て、その中で色々と感情を巡らせてくれた。

彼を見て過去の例外の中の一人を思い出した理由は今でははっきり言える。
姿形は似ていないのだが、それでも目の真っ直ぐさは同じだ。
本人たちが聞いたらきっと互いに不思議そうなと顔をするとは思う。
どちらにしてもある意味羨ましい二人だった。
過去の例外の方は一人の女性の為に武器を取りその生き方を重ねて一つの人生を終えた。
この彼は別の人生だろうがきっと私の武器で何かの障害を払うのだろう。



『槍を一つ私に作って欲しい』

「いいわよ、出来るだけ貴方の理想と好みを教えてくれれば最善のものを作ってあげる」



久しぶりに含まれそうな例外に私はそう声を交わす。


 
 
●アンジのアルファルドサイド。
アルはとってもかは知らないけど長生き設定なので歴史も結構強そう。
そしてどちらかと言うと魔女系のキャラなので歴史の裏とかきっと知ってるタイプ。
しかし、六命だと物魔さん始め、魔石概念崩す魔石頼まれるからもはや槍ごときでは彼女動じない気がする。
…きっと表キャラで魔石を傘で頼んでる人が言える事ではないけど。

 
 
----------------------------------------  切り取り  ---------------------------------------- 
 
サブキャラ祭りはまだ続くとかこのときは思ってもみなかったもんだ。
 
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